今、内部監査業界に起きていること
もう師走も師走、年末真っ只中ですね。アル・スールの防災責任者のMDです!
今回のお題は、”今、内部監査業界で起きていること”です。
☑海外拠点の内部監査
☑データ分析やデジタル側面の内部監査への取り込み
☑圧倒的な内部監査を行う人材不足
コロナ禍を経て、海外渡航が自由になったこと、コーポレートガバナンスコードの改訂、未だに解消しない海外子会社での不正事案など、海外拠点への内部監査の必要性が高まってきています。
また、コロナ禍で拠点に往査できなかった間にリモートでも効果的な監査をしようということで、データ分析やデジタル的な側面を取り入れた内部監査が多くなってきました。
人材不足の問題もあります。内部監査部の責任者があと2年で定年退職になる、海外拠点の監査を担える人材が皆無である、内部監査部の高齢化が進んでおり数年後に内部監査をできる人材がいない・育っていないなどのお話を、頻繁に聞きます。
採用に関しては、社外だけでなく、社内でも募集をかけるなどご苦労されている方が多いようです。
前回のコラムでも書きましたが、上手く外部コンサルを利用することも一つの手です。長期的視点ではコンサルに頼りすぎてしまうことは危険ですが、まずは目先の数年間を外部コンサルを活用しつつ、人材不足の埋め合わせ、昨今の内部監査トレンドへのキャッチアップ、海外監査の基盤づくりなど、色々とサポートを受けつつ、自走していく形も見られます。
それでは、良い年末年始をお過ごしください。
東京事務所 / 公認会計士 森 大輔 (MD)